• レッスン内容
  • 文字起こし

楽譜(TAB譜)の読み方とTAB譜に登場する記号について

これから始める!エレキギター入門(5 / 8回目

TAB譜は読めますか?どうもPhraseBoxギター担当のSHIROQLOです。
「これから始める!エレキギター入門」5回目は、楽譜(TAB譜)の読み方とTAB譜に登場する記号についてレッスンします。

「楽譜(TAB譜)の読み方とTAB譜に登場する記号について」の目次

TAB譜とは

tab譜とは
TAB(タブ)譜とは、ギタリスト用の譜面です。通常、楽譜は五線譜が用いられますが、五線譜が読めないギタリストの方でも簡単に理解できるギター専用の譜面です。ギター初心者の方は是非読み方を覚えてもらえればと思います。

ちなみに、TABとはタブラチュア(tablature)の省略形だそうです。

TAB譜の読み方

TAB譜の見方

TAB譜はギターを覗きこんだ状態を視覚化したような譜面です。6本ある横に伸びてる線は弦を表しており、線の上にある数字は押さえるフレットを表しています。

ドレミファソラシドをTAB譜にするとこうなる。

ドレミファソラシド【TAB譜】

まずは、どの指でもいいので上記のTAB譜の通り弦を押さえてみよう!最初のうちはTAB譜をみて弦とフレットを確認して、指板をみて弦とフレットに指を置くという動作に時間が掛かると思います。でも慣れてくるとTAB譜をパッと見た瞬間に指も押さえれるようになるので、とりあえずTAB譜というもの慣れよう!

ちなみに「0」は開放弦を弾くという意味です。つまりどこも押さえずにその弦を弾きましょう。

TAB譜に登場する記号はテクニックや奏法を表す。

TAB譜では「チョーキング」や「ハンマリング・オン」「プリング・オフ」などのテクニックや様々な奏法を記号で表現します。下に一例を紹介します。ただし、TAB譜の記号はバンドスコアなどの楽譜によって異なりますので、この限りではありません。

チョーキング(Cまたは、cho)

TAB譜のチョーキング記号

ピッキングした後に弦を押さえてる指で、弦を押し上げたり、下げたりすることで音程を変えるテクニック。

  • C:1音(2フレット分)音程を上げます。
  • H.C:半音(1フレット分)音程を上げます。
  • 1H.C:1音半(3フレット分)音程を上げます。
  • 2C:2音(4フレット分)音程を上げます。
  • Q.C:4分の1音(ニュアンス程度)音程を上げます。

ビブラート(Vib)

TAB譜のビブラートの記号

こまかなチョーキングとチョーク・ダウンを繰り返して、音程を小刻に揺らすテクニック。

スライド(S)

TAB譜のスライドの記号

現在押さえているフレットから、次に押さえるフレットまでを滑らせて音程を繋ぐテクニック。

ハンマリング・オン(H)

TAB譜のハンマリング・オンの記号

ハンマリング・オンとは、ピッキングせずに弦に指を叩きつけて音を鳴らすテクニックです。

プリング・オフ(P)

TAB譜のプリング・オフの記号

プリング・オフとは、ピッキングせずに押さえた指で弦を引っ掛けて弾くように音を鳴らすテクニックです。

トリル(Tr)

TAB譜のトリルの記号

トリルとは、ハンマリング・オンとプリング・オフを高速で繰り返して音を伸ばすテクニックです。

ブラッシング(×)

TAB譜のブラッシングの記号

右手または左手を弦に軽く触れて、音が出ないようにミュートした状態で弾く奏法のこと。チャカチャカという音が得られる。

ナチュラル・ハーモニクス(◇またはN・H)

TAB譜のナチュラル・ハーモニクスの記号

ハーモニクス(倍音)の出るポイント(フレット)に軽く触れて、弦を弾くと同時にフレットから放すことで倍音を出すハーモニクス奏法。

ピッキング・ハーモニクス(◇+picking Harm.または◯)

TAB譜のピッキング・ハーモニクスの記号

ピックを深く持ち、ピッキングすると同時にピッキングした手の親指の側面を弦にかるく触れてハーモニクス(倍音)を出すテクニック。

ライトハンド(↓または、R・H)

TAB譜のライトハンドの記号

ライトハンドとは、タッピングとも呼ばれ、↓のフレットをピックを持っている側の指で叩き(タッピング)し音を出すテクニック。基本的には、ハンマリング・オンやプリング・オフと組み合わせて使うことが多い。

この他にも様々なテクニックや奏法が記号で表されますので、代表的なものは是非とも覚えましょう。

まとめ

バンドスコアやギター雑誌などを買うとTAB譜を目にすると思います。TAB譜が読めるようになると、五線譜よりも視覚的かつ直感的にギターを 弾けるようになるので是非ともマスターしましょう。

はい、PhraseBoxをご覧のみなさんこんにちは。SHIROQLOです。

今回はTAB譜の読み方とTAB譜に出て来る記号について紹介したいと思います。

はい、まず、TAB譜とはですが、簡単に言うとギター用の楽譜と思って頂ければいいかなと思います。

普通の楽譜は、ドレミファソラシドの音階の音符がついてるのに対して、TAB譜って言うのはこう上からギターを覗き込んだような形の楽譜で、6本の線、これが弦を表していて、上から読むと1,2,3・・・の順番で6本の線が並んで、その上にフレットの番号を表す数字が入っています。

で、そのフレットの番号を押さえて弾こうっていう楽譜になります。

で、例えばまずドレミファソラシドっていう音をTAB譜にするとこんな感じ・・・出てるかな?はい

6弦の線の上には何も書いてなくて、5弦の線の上には3て書いてありますね。これがドの音です。で、次

え〜次、4弦の線の上には0ってなっているので、これは開放弦、何も押さえずに4弦を弾きましょう。これがレの音ですね。

で、ミは2フレットを同じ4弦で押さえましょう。ファは、となりの3フレット。ソは下の弦。3弦の開放。

で、ラは、その同じ3弦の2フレット。シは2弦の開放。ドはまたその2弦の1フレット。

これが、ドレミファソラシドのTAB譜になります。こんな感じで弦と指番号、指番号じゃないや・・・ギターの弦とフレットの番号が書いてあるので、これを見ながら弾いていくって感じになります。他の楽譜と比べたら、はるかにギタリストには弾きやすい楽譜になってると思います。

で、え〜これがTAB譜になるんですけど、TAB譜の中には様々な記号が出てきます。その記号っていうのはギターのテクニックを表しています。テクニックに関しては、違う動画で紹介しようとは思うのですが、その記号がどのテクニックなのかは押さえておいてもらいたいなぁと思います。

まず、チョーキング。チョーキングはアルファベットの「C」とか「Cho」って書いてるときもありますが、例えばこんな感じ・・・こんなマーク が付いていたらチョーキングやと思って下さい。

チョーキングっていうのはギターの弦を持ち上げて弾くテクニックになりますね。

(チョーキングのデモ演奏)

通常のチョーキング(C、Cho)であれば1音持ち上げますし、ハーフチョーキング(H.C)だったら「H.C」とかって書かれてるんですけど、半音階分。これ(2弦12フレット)を 、この(2弦13フレット)分。半音程分をチョーキングするのをハーフチョーキングですね。その場合は「H.C」とかって書かれてたりします。

続いて、ビブラート。ビブラートは「Vib」かな、ヴィブみたいな感じで書かれてる事が多いです。他にも並線のようにウニョウニョウニョウニョって書かれてるのもビブラートやと思って下さい。

ビブラートって言うのは小さいチョーキングを繰り返して、音を揺らすテクニックです。

(ビブラートのデモ演奏)

みたいな、感じです。

次、スライド。スライドは「S」って書かれる事が一般的ですね。

(スライドのデモ演奏)

こんな感じでフレットに・・・指定されたフレット番号まで指をクっとスライドさせるテクニックになります。

次はハンマリング・オン。ハンマリング・オンはその頭文字の「H」で書かれることが多いかなぁと思います。

(ハンマリング・オンのデモ演奏)

続いてプリング・オフ。プリング・オフは「P」でよく書かれます。

(プリング・オフのデモ演奏)

こんな感じになります。

次はトリル。トリルっていうテクニックは「Tr」ってよく書かれます。え〜トリルって言うのはハンマリングとプリングをこう、連続で繰り返すテクニックになります。

次、ブラッシング。え〜ブラッシング・・・まぁ言うたらミュートの事なんですけども、ブラッシングはこう「X」ペケというかエックスというかチョメ。チョメって書いてたらブラッシングと思って下さい。

(ブラッシングのデモ演奏)

はい、次はナチュラル・ハーモニクスは、「◇」ひし形のマークになってたり、「N・H」ってナチュラル・ハーモニクスって書いてるときもあります。

(ナチュラル・ハーモニクスのデモ演奏)

続いて、ピッキング・ハーモニクス。えーピッキング・ハーモニクスって言うのは、「◯」マル書かれてるか、「P.H(Picking Harm)」って書かれている事が多いかなと思います。

(ピッキング・ハーモニクスのデモ演奏)

はい、続いてライトハンド。タッピングとも呼ばれますが、右手を使うテクニックですね。タップする時は「↓」下矢印で記号が記されてます。または、「R.H(Right Hand)」って書かれている事もあるかもしれません。

(ライトハンドのデモ演奏)

はい。って感じですね。さぁ、今紹介したテクニックは、バンドスコアとか楽譜によって、TAB譜によって異なる事もありえますので、必ずその限りではないと思っておいて下さい。

え〜まぁ他にも、いろんな記号があると思うので、分からない記号が出てきた時は、その都度調べて弾けるようになっていって下さい。

以上で、TAB譜の読み方と、TAB譜の記号の紹介でした。次回は、単音の「ド」を弾いてみる練習をしてみましょう。

このレッスンのプレイヤー

PhraseBox ギター担当

こんにちは、ギター担当のSHIROQLOです。ギターは17年程やっており(ブランク有り)、基本的にはロック系のギターを弾いてます。 あんまり上手くないんですが、万が一僕から学べるものがあるとするなら吸収して下さい。

SHIROQLO

SHIROQLOのレッスン一覧を見る

このレッスンへのコメント0 Comments

コメントはお気軽にどうぞ!