リップロールやタングトリルって聞いたことがありますか?
どうもPhraseBox(フレーズボックス)ボーカル担当の「otan」です。
「これけだは知っておきたい!ボーカル入門講座」6回目はリップロールとタングトリルのやり方と効果についてです。このリップロールやタングトリルは、高い音を出すために効果的なボイストレーニングになります。声を使う職業の人はだいたいやっているボイストレーニングです。
「リップロールとタングトリルのやり方と効果」の目次
リップロールの効果とやり方
リップロールってご存知ですか?唇を閉じた状態で息を吹いて唇(リップ)をプルプル震わせて(ロール)プルルルルルってやるボイストレーニングです。このリップロールは、手軽に出来てかなり効果的なボイストレーニングのひとつで、最強クラスのボイストレーニングとよく聞きます。
リップロールの効果
リップロールには様々な効果があります。
- 唇のリラックス
- 裏声がきれいに出るようになる
- 高音と低音のブレがなくなる
- 正しく音程が取れるようになる
- 喉を開く練習になる
など、様々な効果があると言われています。リップロールが最強クラスのボイストレーニングと言われる理由がなんとなくわかりますよね。基本的にはリップロールをすることによって、喉や顔などをリラックスさせれる事と、一定の息の量をブレなく吐き続けれるようになることで、マッサージ効果と適切な息の量をコントロール出来るようになり上記のような効果が期待できます。
リップロールのやり方
それでは、リップロールのやり方を見ていきましょう。
- 唇を閉じた状態にする
- 唇をリラックスさせる
- 唇を気持ち前に出してキス顔を作る
- 深呼吸の様に鼻から息を吸い口から吐いて震わせる
どうですか震えましたか?これがリップロールです。子供がよく遊びでやってるのを見かけますよね。そう、それがリップロールなんです。リップロールはリラックスした状態で、一定の息の量をブレなく吐くことがコツです。
リップロールの効果とやり方を動画で見る
効果的なリップロールをやるために
リップロールをただ単純にやるだけでも効果はあるのですが、もっと効果的にリップロールを行うために下記のような事もやってみてください。
- 地声や裏声などさまざまな声でリップロールを行う
- リップロールで音程に合わせて声を出す
地声や裏声などさまざまな声でリップロールを行う
リップロールを地声や裏声、低い声や高い声で練習することで、様々な状態でも顔や唇をリラックスさせたり、適切な息の量の感覚が掴めるようになります。
リップロールで音程に合わせて声を出す
これも上とほぼ同じ理由ですが、リップロールで音程に合わせて声を出す練習をすることで、どんなメロディーや音程でも顔や唇をリラックスさせたり、適切な息の量の感覚が掴めるようになります。リップロールで好きな歌を歌うのもありですよ。
このピアノの音階に合わせてリップロールしてみてください。
効果的なリップロールをやるためにを動画で見る
タングトリルの効果とやり方
タングトリルは、上顎(上の歯の裏ぐらい)に舌を置いて舌(タング)を震わせる(トリル)ボイストレーニングです。まぁ、巻き舌ですね。よく電話の呼出音の真似をして、「プルルルルルル、プルルルルルル」ってやりませんでした?それがタングトリルです。他にも、「オラー!」を気合入れて言いすぎて「オルルラァァァ!」みたいになってるあれもタングトリルです。
タングトリルの効果
タングトリルも下記のような効果があります。
- 舌のリラックス
- 裏声がきれいに出るようになる
- 高音と低音のブレがなくなる
- 正しく音程が取れるようになる
- 喉を開く練習になる
など、リップロールとほぼ同等の効果があるボイストレーニングです。タングトリルは舌や声帯の近くの筋肉をリラックスさせる効果もあるのでリップロールと使い分けてトレーニングしてみてください。カラオケや、ライブで歌を歌う前に体をリラックスさせる目的でやってみるといいと思いますよ。
タングトリルのやり方
それでは、タングトリルのやり方を見ていきましょう。
- 口を少し開ける
- 舌を上顎(上の歯の裏側あたり)に置く。「ラ」や「ル」と発音するときの位置ぐらい
- 舌ををリラックスさせる
- 「ラ」や「ル」と発音する感じで息を吐いて舌を震わせる
どうですか震えましたか?これリップロールより難しいんです。最初は「ルルル」とか「ラララ」とかをなるべる早く言いながら練習してもらうといいかもですね。「オララララララァ」とかいいかも。タングトリルもリラックスした状態で、一定の息の量をブレなく吐くことがコツです。
タングトリルの効果とやり方を動画で見る
効果的なタングトリルをやるために
タングトリルもただ単純にやるだけでも効果はあるのですが、もっと効果的にタングトリルを行うために音程に合わせて声を出してみて下さい。
これもリップロールとほぼ同じ理由ですが、タングトリルで音程に合わせて声を出す練習をすることで、どんなメロディーや音程でも適切な息の量の感覚が掴めるようになります。
このピアノの音階に合わせてタングトリルの練習をしてみてください。
下の動画はリップロールで説明していますが、タングトリルも同様だと思って下さい。
効果的なタングトリルをやるためにを動画で見る
まとめ
いかがでしたか?リップロールもタングトリルもどちらも様々な効果が期待できるボイストレーニングです。是非、プルプルプルプル震わせて見て下さいね。リップロールもタングトリルも自宅で出来るボイストレーニングなので、朝起きた時とかにやるのがオススメです。