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ビブラートの3つの出し方と2つの練習方法

これけだは知っておきたい!ボーカル入門講座(7 / 9回目

ビブラートができると歌が上手くなったように感じますよね。

こんにちは、PhraseBox(フレーズボックス)ボーカル担当のotanです。

「これだけは知っておきたい!ボーカル入門講座」7回目は、ビブラートの3つの出し方と2つの練習方法についてです。

「ビブラートの3つの出し方と2つの練習方法」の目次

ビブラートとは

ビブラートとは

ビブラートって言葉を聞いた事があるという方は多いと思います。なので改めてビブラートの説明は入らないかもしれませんが、一応書いておきます

ビブラート
歌の中で声を伸ばす箇所などで用いる声を揺らすテクニック。声の揺れ幅が一定で、なおかつ速さ(間隔)も一定で、かつ途切れないことが綺麗なビブラートの基本となります。

ほとんどの歌手は声を伸ばす箇所でビブラートを活用し、聞き手に心地よく伸びのある揺れを聞かせています。その響きにメロメロになる人もけっこういると思います。また歌手じゃなくてもカラオケとかでビブラートを活用しメロメロにしてる人っていますよね。まぁなんせ、ビブラートが出来ると歌がうまく聞こえるんですよ。

あと、スナックなどでカラオケしてるおじさま達って、なんであんなに歌がうまい人が多いんですかね。みんなビブラート出来るし。あ、そんなとこ行かないか・・・。

是非ともビブラートを習得して、気になっている人の前でビブラートを聴かせてメロメロにしましょう。引かれない程度にね。自然に使うのがポイントですよ。なんの話や(笑)

ビブラートとはを動画で見る

ビブラートの3つの出し方

ビブラートの出し方

ビブラートには大きく分けて下の3つがあります。どのビブラートもビブラートであることには違いありません。ポイントは自分がビブラートをかけたいと思った時にビブラートをかけれるかどうかです。

の3つです。では具体的に見ていきましょう。

横隔膜でかけるビブラート

横隔膜を上下に揺らす事で声を揺らすビブラート。一番自然なビブラートで、自分でビブラートの速さや揺れ幅をコントロールしやすく安定感があります。横隔膜でかけるビブラートの練習方法は後で解説するとして、一番理想的なビブラートだと言われていてるので、是比習得して欲しいビブラートです。

喉でかけるビブラート

喉でかけるビブラートは、おそらく声で音程を変えようとすればする程このビブラートになるのかなぁと思います。試しに「らーーーーーーーあぁあぁあぁあぁあぁ」って息を切らずに読んでみて下さい。ビブラートできましたか?これは声で「あ」と「ぁ」を言い換えようとしているので、おそらく喉でビブラートしてると思います。ちりめんビブラートになりやすいです。

ちりめんビブラート
ビブラートの一種で、縮れるくらい細かいビブラートの事です。

口(あご)でかけるビブラート

口(あご)でかけるビブラートは、口を軽く開けたり閉めたりしてビブラートをかける出し方です。声を出しながら口の形を「あうあうあうあう」と動かす事で声を揺らします。

他にもあるかもしれませんが、これらが一般的なビブラートの出し方です。横隔膜でかけるビブラートが一番習得が難しいですが、一番自然なビブラートをかける事ができるので、下の練習方法で練習してみて下さい。また、ビブラートをかけるコツは「腹式呼吸」と「喉のリラックス」です。これはビブラードだけではなく歌う時には必要となってくるものですが、もしまだ「腹式呼吸のやり方がよくわからない」とか、「喉を開いた発声のやり方がわからない」という方はまずそちらのレッスン(「腹式呼吸のやり方と呼吸法の違い」や「喉を開く発声練習」)を受講してみて下さい。「それらはなんとか出来そうだ」という方は、下の練習方法を試してみて下さい。

ビブラートの3つの出し方を動画で見る

ビブラートの2つの練習方法

ビブラートの出し方

では、実際にビブラートの練習をしましょう。ビブラートには上で述べたように3つの出し方があります。その中でも横隔膜によるビブラートがベストなので、横隔膜でかけるビブラートの練習方法にフォーカスを当てます。具体手には大きく分けて2つの練習方法があります。

の2つです。ではこれも具体的に見ていきましょう。

ドギーブレスを使った練習方法

まず最初はドギーブレスを活用した練習方法です

ドギーブレス
よくワンちゃん(犬)が、夏場の暑い時とかに走り回った後、舌を出して「ハァ ハァ ハァ ハァ」ってなってると思います。あれがドギーブレスです。

ドギーブレスをしているとき、横隔膜が揺れていることは実感できますか?もし実感しにくい場合は、お腹に手を当てた状態でドギーブレスをしてみて下さい。この揺れを実感する事が大切です。

ドギーブレスを使った練習の手順

  1. ドギーブレスをする
  2. 横隔膜の揺れが実感する
  3. 「あーーー」と声を出しながらドギーブレスをする
  4. 声が途切れない様に意識する

コツが掴めた方はもうビブラート出来たんじゃないですか?これが一つ目の練習方法です。ポイントは横隔膜の揺れを実感しその感覚を掴む事です。

ドギーブレスでうまくコツが掴めなかった時の裏技

もし、ドギーブレスではコツが掴めなかった場合は人工的に横隔膜を揺らしましょう

  1. あばら骨辺りを手で押さえる
  2. 「あーーー」と声を出す
  3. 声を出しながら、あばら骨辺りを押さえている手を上下に動かす

どうですか?ビブラートできましたか?最初は人工的でもこの横隔膜が揺れる感覚を身につけて下さい。

音程を変える練習方法

ビブラートの2つめの練習方法は、音程を上げたり下げたりすることで、ビブラートの揺れ幅と速度を一定にする練習です。

  1. 適当な音程で1秒ほど「あー」などと発声する
  2. 先ほどより半音下げた音程で1秒程「あー」と発声する
  3. 上の2つを繰り返す
  4. 慣れてきたら音程を変える間隔を短くしていく

いかがですか?一定の揺れ幅、一定の間隔でビブラートはできましたか?

これからの練習を毎日毎日繰り返す事で、一定の揺れ幅で一定の間隔の綺麗なビブラートが出来るようになりますので練習してみて下さい。いずれにしてもポイントは、「腹式呼吸」と「のどのリラックス」が大切です。

ビブラートの2つの練習方法を動画で見る

ちなみに僕はビブラートのものまねをして練習していました。例えばオペラなどはすごくビブラートを効かせて歌っていることが多いので、そのオペラのマネをしてカラオケなどでよく遊んでいました。

ビブラートのモノマネを動画で見る

まとめ

如何だったでしょうか?ビブラートは歌をうまく聴こえさせるためにも必須なテクニックです。揺れる感覚を掴めるまではなかなか習得できませんが、その感覚を掴めれば習得は早いかと思います。是比毎日練習して、横隔膜のビブラートを習得してカラオケやライブなどで聞き手をメロメロにして下さい。

申し訳ございません。文字起こしは現在準備中です。

このレッスンのプレイヤー

PhraseBox ボーカル担当

こんにちは。ボーカル担当のotanです。僕はプロの歌手ではありませんが、今までのライブ経験や、ボイトレを受けてきたことを皆さんにお伝えします。

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