「目指せ脱初心者!ロックベース入門講座」3回目はベースの音作り足元編という事で、エフェクターについてです。
僕は基本的にアンプで音作りはしていません。エフェクターの組み合わせのみで音作りをしています。なぜなら、ライブハウスごとに置いてあるアンプが違うということと、多くのライブハウスでは、客席のスピーカーから出るベースの音はアンプの音ではないからです。
ライブハウスでのベースの音
多くのライブハウスでは、べースアンプの上にDI(ダイレクトボックス)と呼ばれる機器があり、このDIにベースを繋ぎます。このDIからPAミキサーに繋がれ客席のスピーカーから音が出ます。
- DI(ダイレクト・インジェクション・ボックス)
DIは、ダイレクトボックスと呼ばれ、ギターやベースなどの音声信号を、直接ミキサーに接続する為の変換機です。これにより、ノイズの少ない高品質な音質になります。
僕は、なるべく自分が聞いてる音と、客席の音の差を少なくしたいので、現在のセッティングにしています。そんな僕のセッティング(2015年1月現在)を元にエフェクターについて解説したいと思います。
プリアンプ
プリアンプとは、パワーアンプの前段階で音と調整するエフェクターです。ライブハウスでは、アンプではなくDIにベースを繋ぐので、その前にベースの音作りをするために導入しています。基本的には、アンプに付いているツマミと一緒になります。
なので、ツマミに関しては、前回のレッスンの「一歩上の音作りが出来るベーシストになる方法〜アンプ編〜」を参考にしてみて下さい。
動画では、2分50秒あたりから解説しています。
プリアンプの説明を動画で見る
ちなみに、僕が使っているプリアンプは「MXR エフェクター BASS DI+ M-80」です。
コンプレッサー
コンプレッサーとは、入力された音の大きさを調整し、音のツブを揃えるエフェクターです。プリアンプには音を増幅させる効果があります。増幅された音は耳に馴染み肉場合があるので、その馴染みにくい音をコンプレッサーで圧縮し聞きやすい音にしています。
動画では、3分30秒あたりから解説しています。
コンプレッサーの説明を動画で見る
ちなみに僕が使ってるコンプレッサーは「BOSS コンプレッション・サスティナーCompression Sustainer CS-3(T)」です。
クロマチック・チューナー
チューナーは、チューニングをする際に入力された音程を視覚的に表示する機器です。エフェクターではありません。ラック式や、クリップ式などのタイプがありますが、エフェクターボードに置いておくことでライブ中でもすぐにチューニングするや、半音下げチューニングなどの変更も容易になります。また僕が使っているチューナーは、エフェクターを踏む事で、音が出なくなりますので、ライブのMC中とかでも、MCを邪魔せず、音を出さずに、チューニングが出来ます。
動画では4分00秒あたりから解説しています。
チューナーの説明を動画で見る
ちなみに僕が使っているチューナーは「BOSS クロマチック・チューナーCHROMATIC TUNER TU-3」です。
まとめ
いかがでしたか?僕はプリアンプでベースの音を作り、コンプレッサーで聞きやすい音に調整するという使い方でエフェクターをセッティングしています。こういったプリンアンプとコンプレッサーの組み合わせは、わりと一般的で、ポピュラーな組み合わせだと思います。みなさんも試してみて下さい。