定番の「Ampeg」のベースアンプでポイントを紹介
今回はスタジオやライブハウスでよく見かける、Ampeg SVT-3PROを使ってアンプの使い方やセッティングのコツを紹介します。
ベースアンプのツマミについて
アンプで音作りする場合は、ツマミを触ることになります。その際いくつかポイントがありますので参考にして下さい。
BASS:低音域
BASSを上げると迫力が出る音になる。
- 上げすぎると:モコモコした音になる
- 下げるすぎると:やせた音になる
MIDRANGE:中音域
MIDRANGEを上げるとコシが出る音になる。
- 上げすぎると:耳障りな音になる
- 下げるすぎると:こもった音になる
TREBLE:高音域
TREBLEを上げると音に輪郭がでる。
- 上げすぎると:耳障りな音になる
- 下げるすぎると:丸い音になる
GAIN:歪み
GAINを上げると歪みが増す。
GAINは入力値をコントロールするつまみで、上げれば入力値が大きくなり歪みが生まれます。
MASTER:ボリューム
MASTERを上げると音が大きくなる。
MASTERは全体のボリューム思って頂いたら大丈夫です。
グラフィック・イコライザーのセッティングについて
グラフィック・イコライザーのセッティングは、音の抜けに大きく影響します。バンドアンサンブルの中で他のメンバーと帯域がかぶると音抜けが悪くなります。従ってバンドの編成等によってイコライザーのセッティングを使い分ける事が大切です。
男性ボーカルの周波数帯域
諸説ありますが、男性ボーカルの帯域はだいたい、800Hz前後だと言われています。この帯域はボーカルに譲ってあげましょう。従って、ベースアンプではこの帯域のつまみを下げます。そうする事でボーカルの音抜けが良くなり、結果ベースの音作りもしやすくなります。
女性ボーカルの周波数帯域
諸説ありますが、女性ボーカルの帯域はだいたい、2KHz前後だと言われています。男性ボーカルの時と同じくこの帯域はボーカルに譲ってあげましょう。従って、ベースアンプではこの帯域のつまみを下げます。
他にも、ドラムのバスドラムなどとも周波数帯域がかぶらないような調整をすると音抜けがよくなりますよ。
まとめ
今回の僕の話は、自分の経験則による話が多いです。
個人的にアンプのセッティングで大切なことは、「自分の出したい音を知る」ことと、「バンドの中で抜ける音を探す」ことだと思います。あらゆるセッティングを試行錯誤して、自分の音を作り上げて下さい。
今回この動画で使用したアンプは、個人が自宅で練習する用のアンプでは無いので、ベースを始めたばかりの方が購入するにはちょっと手を出しにくいです。もし自宅で練習するのであれば小型のアンプを購入しましょう。ただし自宅のアンプで音を作り込むのは難しいです。あくまで練習用として使いましょう。ちなみに初心者さんにオススメは、同じ「Ampeg」で35wの小型サイズのアンプ「Ampeg BA-110【ベースアンプ コンボ 】」がいいかなと思います。小さいですが、しっかりAmpegサウンドです。しかもCDやmp3プレーヤーのインプットが可能なので、オケを流しながらの練習も出来ちゃいます。是比チェックしてみて下さい。