こんにちは、K.I.Zです。「これから始める!ドラム講座 -8ビート編-」2回目は、ドラムセットの名称と役割についてお伝えします。ドラムは、元々はマーチングやオーケストラを見ればわかるように、スネアドラムだけを叩く人、大太鼓のみ叩く人、シンバルと叩く人のように、それぞれドラムに担当がいて別々に演奏していました。それを1人でこなすために色々なドラムが集まったものがドラムセットになります。今回はそれらを利用用途別に紹介します。
「ドラムセットの名称と役割」の目次
基本的なリズムを構成するドラム
- ハイハット・シンバル
主にリズムを刻むために利用するシンバルです。2枚のシンバルがセットされていて、足でペダルを踏むと2枚のシンバルが開閉します。これによって、ハイハットのオープンとクローズが切り替えれます。一般的には左足でペダルを踏む人が多いので、ハイハットを左足側に置く人が多いです。
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- スネア・ドラム
主にリズムのアクセントを付けるために利用するドラムです。ドラムセットの中で重要で、かつ一番使用頻度が高いドラムです。ドラムロールする時も使います。また、スネアは素材や大きさで音も変わりますのでこだわる方も多いです。アマチュアバンドのドラマーさんでもスネアを自分で買ってライブハウスなどに持参しているドラマーさんもいます。一般的には両足に挟むような位置配置する方が多いです。一応スネアに特化したレッスンもありますので、よかったらどうぞ
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- バス・ドラム
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通称バスドラと呼ばれており、低音で底からノリ作るドラムです。キックというペダルを取付て、足でペダルを踏んで音を出します。ハードロックやヘビーメタル系のドラマーさんは、バスドラを2つ並べて両足で踏んで利用する人もいます。また、そのままでは締まりのない音になるので、吸収剤を入れて音に締まりを持たせます。たまにスタジオとかでは吸収剤の代わりに毛布を入れているところもあります。一般的にはドラムの真っ正面に配置しますので、よく目立ちます。
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- クラッシュ・シンバル
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クラッシュ・シンバルは、主にアクセントをつけるためのシンバルです。まさにクラッシュしたような音になります。小節の頭などで利用されることが多いです。一般的には、16インチ程度のクラッシュ・シンバルをドラマーから見て左奥に配置することが多いです。
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基本的なリズム(ビート)はこれらのドラムだけで作ります。なので利用頻度も高くなります。
アクセントや遊びを入れるドラム
- タムタム(ハイタム・ロータム)
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主におかずと呼ばれるフレーズ(フィルイン)に使われるドラムがタムタムです。音程が高い方からハイタム・ロータムとなります。さまざまな遊びが出来ます。タムタムはバス・ドラムの上に取り付けます。で、ドラマーから見て左側にハイタム、右側にロータムを配置するのが一般的です。タムを一つしか付けない人もいます。
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- サイド・シンバル
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基本的には、クラッシュシンバルと同様の使い方をするシンバルです。なのでこれも主にアクセントをつけるためのシンバルです。一般的には、18インチ程度のクラッシュ・シンバルをドラマーから見て右奥に配置することが多いです。
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- ライド・シンバル
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基本的には、ハイハットシンバルと同様でリズムを刻むシンバルです。ハイハットよりも金っぽい音がします。クラッシュシンバルよりも大きめ20インチ程度のシンバルを、ドラマーから見て右側に配置するかたが多いです。
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これらが基本的なライブハウスやスタジオに置いてあるドラムセットになります。
まとめ
ドラムセットの名称と役割はわかりましたか?特にリズムを構成するドラムはよく使うので覚えましょう。ドラムは自分で買う事は少ないと思います。ほとんどの場合はスタジオやライブハウスに置いてあるものをそのまま使わせてもらう事になると思います。なのでセッティングもバラバラになるので自分の叩きやすいセッティングを理解しておくといいですよ。また、自宅で練習する際もなかなか自分でドラムセットを買うことは出来ないので、ってか近所迷惑になりますので、適当な箱とかを叩く練習をするか電子ドラムみたいなもので練習しましょう。電子ドラムも手に入れやすい時代になりましたしね。では。