裏声使ってますか?
こんにちは、PhraseBox(フレーズボックス)ボーカル担当のotanです。
「これだけは知っておきたい!ボーカル入門講座」8回目は裏声の3つ種類についてレッスンしていきましょう。
「裏声には種類がある!裏声の3つ種類を知ろう」の目次
裏声を使う理由
裏声とは、高い声を出そうとしてひっくり返ったあの声です。
裏声をなぜ習得するのかと言えば、キーの高い曲を喉の負担を減らして歌う事が出来るからです。
声には「地声」と「裏声」の2種類があります。
地声の事を「チェストボイス」とも言うのですが、チェッストボイスのまま高音を発声すると、喉を痛めたり、しんどそうに聴こえたりします。
そこで、裏声を効果的に取り入れる事で、楽に発声できるし、喉の負担を押さえれるという訳です。
「でも、裏声で歌ったら弱々しくて、裏声に逃げたとか言われそう・・・」とか思いましたか?
それは恐らく、裏声=ファルセットと思っているからだと思います。実は裏声にも種類があって、練習すれば芯のある、地声の様な裏声を出す事も出来るのです。
裏声を使う理由を動画で見る
裏声の3つの種類
ファルセットはよく裏声と言われますが、厳格に言うとファルセットは裏声の一種です。実は裏声には大きく分けて3種類の発声方法があると言われています。
- ファルセット
- ファルセットとは、裏声の一種で「弱々しく息漏れさせた裏声」のことです。 ファルセットを出す事で、感情的で、繊細な声を作る事ができます。
- ヘッドボイス
- ヘッドボイスとは、「芯のある、頭に響くような裏声」のことです。 オペラ歌手やハイトーンのロックボーカリストなど様々な歌手が使っています。
- ミドルボイス(ミックスボイス)
- ミドルボイスとは、「裏声と地声を混ぜた芯のある裏声」のことです。 様々なアーティストさんが使っています。
これらが裏声の種類です。
これらの裏声を習得し使い分けれるようになると、例えば、静かな曲の中でささやくような高音を出したかったら、ファルセットを使い、高いキーの曲を地声のように聞かせたい時には、ミドルボイス(ミックスボイス)を使い、超ハイトーンボイスなんかにはヘッドボイスを使うなど、いろんな歌い方が出来るようになります。
裏声の3つの種類を動画で見る
まとめ
どうですか違いはわかりましたか?
裏声には3つの種類があります。チェストボイスだけで声を張り上げて歌ってたら、とてもきついですし、喉を痛める原因になります。
そこで、これらの裏声を活用して高音を楽にきれいに出せるようにしましょう。ただ、人が歌っているのを聞いてどれがファルセットで、どれがヘッドボイスで、どれがミドルボイスとかは、あまり意識しすぎない方がいいと思います。実際出ればOKかと思いますので、次回からそれらの出し方を練習していきましよう。