ハミングって手軽なのに効果的!こんにちは、PhraseBoxボーカル担当の「Otan」です。
「これだけは知っておきたい!ボーカル入門講座」5回目はハミングについてレッスンしていきたいと思います。ハミングをマスターすれば、喉にムダな力が入らず、口(舌)の形に影響されない発声をすることが出来るようになります。また、鼻や喉が詰まった感じの時に、ハミングをすることで声の通りが良くなります。なのでハミングはとても手軽にできる基礎的なボイトレになります。
ハミングとは
ハミングとは口を開けずに、鼻から息を吸い鼻から声を出して歌うことです。ハミングと聞けば「聞いたことがある」、「知ってる」という方は多いと思います。でもハミングを難しく考えてしまって、力が入り喉でハミングしてしまってる方もいらっしゃいます。なので、もっと気軽に考えて、ハミングは鼻歌と思ってください。そう、ハミングは鼻歌です。テレビドラマや、漫画などで上機嫌で料理を作りながらよくやってるアレです。アレがハミングです。
ハミングとはを動画で見る
ハミングの練習方法
- まずは、口を閉じる
- 喉に力を入れず、鼻から息を吸う
- ハミングをする
- 鼻の先端や唇の裏に振動を感じる
- 鼻息の漏れ具合を確認する
ハミングは、ただなんとなくやればいいわけではありません。効果的にハミングを行うにはいくつかポイントがあります。
- 喉に力を入れずリラックスする
- 唇の裏や鼻の先端に振動を感じる
- 鼻息の量を調節する
上記のポイントがハミングには重要です。
ハミングのポイントを動画で見る
喉に力を入れずリラックスする
喉に力が入っている状態だと、ちゃんとしたハミングにはならず、喉でハミングした状態になります。これだといわゆる喉声になるので、逆効果になります。
唇の裏や鼻の先端に振動を感じる
ハミングをしている時に、唇の裏や鼻の先端に振動を感じるということはちゃんと前に声が出ているという事です。この振動を感じることが非常に大切だと思います。
ただ、ハミングの音域によって振動するポイントが異なります。後頭部とか頭のてっぺんに響きを感じることもあります。
鼻息の量を調節する
ハミングをしている時に、鼻の下辺りに手を当てて、鼻息の漏れを確認してみてください。この量が少なければ少ないほど、共鳴したハミングになっていると思います。
ハミングの効果
ハミングをマスターすれば、冒頭にも書きましたが、喉にムダな力が入らず、口(舌)の形に影響されない発声をすることが出来るようになりますし、声の通りが良くなります。他にも、腹式呼吸にも影響します。っていうのも、正しくハミングすには、腹式呼吸が必要になるので、ハミングの練習を行うことは、腹式呼吸の練習を行うことにもなります。
ハミングの効果を動画で見る
まとめ
どうですか?ビリビリと振動を感じてハミング出来るようになりましたか?ハミングは、場所を選ばずどこでも手軽にできるので、料理をしながらでも、掃除をしながらでも、車を運転しながらでも、「フン、フン、フ~ン」とハミングしちゃってください。