チョーキングは顔で弾く!
どうもPhraseBox(フレーズボックス)ギター担当のSHIROQLOです。
これから極める!ギターテクニック入門講座8回目は、チョーキングについてです。
チョーキングとは何か?やり方やコツを徹底的に解説の目次
- 今回の課題練習フレーズ
- チョーキングとは、ギュイーンと唸るギターの定番テクニック
- チョーキングの実践してみて欲しいやり方
- チョーキングの実践してみて欲しい練習方法
- チョーキングの種類
- 課題練習フレーズの解説
- まとめ
今回の課題練習フレーズ「超王様気分」
今回は、少しメロディアスな課題練習フレーズを用意しました。
タイトルは「超王様気分」です。(笑)
課題練習フレーズ「超王様気分」
色んなチョーキングを入れてみましたがどうですか?今回は、この「超王様気分」をコレを弾けるようになりましょう。
なぜ、「超王様」かって?
わかりますよね?・・・チョーキングですしね。
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チョーキングとは、ギュイーンと唸るギターの定番テクニック
- チョーキング
- チョーキングとは、弦を持ち上げたり、引っ張ったりしてギターの音程を変えるテクニックのこと。「絞める」という意味の英語だが、日本以外の国ではベンドやベンディングと言う。なお、TAB譜では[C]や[Cho]などで表示される。
という感じです。
チョーキングって言うのは日本だけなんですね。
チョーキングはまさにギターらしいテクニックで、だいたいチョーキングをしてる時は顔が歪みます。まさに、「顔で弾く!」って感じです。
ちなみに、ゲームセンターにある、KONAMIさんのGITADORAってゲームはご存じですか?
スマホアプリでもあるみたいですが
このゲームは、ギターを立てて演奏する箇所があるんですが、その多くはチョーキングの箇所です。(多分)
まぁつまり、ギターをギュイーーーンと唸らせる、アレがチョーキングってやつです。そのギュイーーーン感に、自然と顔が歪むのです。
チョーキングには音程のルールがある。
チョーキングは音程を上げるテクニックですが、むやみやたらに上げれば良いというわけではありません。チョーキングの基本は・・・
「1音分」です。
なので、通常チョーキングと言われれば1音分音程を上げます。
では、実際にチョーキングをやってみましょう。
チョーキングとはを動画で見る
チョーキングの実践して欲しいやり方
それでは、実際にチョーキングのやり方を見ていきましょう。チョーキングは、弦を上に持ち上げたり、下に引っ張ったりして音程を変えるテクニックでしたね。この上に持ち上げるか、下に引っ張るかは決まりがあるわけじゃないんですが、薬指でチョーキングをするという前提だと、以下の使い分けがやりやすいかと思います。
です。具体的に見ていきましょう。
1〜3弦は弦を上に持ち上げてチョーキング
まず、高音弦(1〜3弦)は持ち上げた方がやりやすいです。3弦は下げる時もあるかもしれませんが、1・2弦は、ほぼ間違いなく持ち上げた方がチョーキングしやすいです。1弦に関しては下げれないかと思いますしね。
それでは早速やってみましょう。
では、3弦の7フレットでチョーキングしてみましょうか。
チョーキングの基本は1音分を音程を上げるので、目指すべきゴールの音は、3弦9フレットの音ですね。
一度、3弦9フレットの音を鳴らして、その音を耳に残してください。
それでは、行きますよ。
3弦の7フレットを薬指で押さえて・・・
ピッキングして、弦を持ち上げる。
きっと、こう思ったと思います。
痛ッ!持ち上がらねー!
そんなもんです。ギターの王道テクニックは、そんな簡単には習得できません。
きっと気がついた方もいるかもしれませんね。
なぜ、ギタリストがチョーキングの時、顔が歪むのか。
そうなんです。チョーキングは指がとても痛いんです。だから顔が歪むんです。
冗談です。今のは冗談なんですが、指が痛いのは事実です。この壁を乗り越えないとチョーキングは習得できません。ただ、是比とも実践して欲しいコツがあります。このコツを実践すれば、指の痛さは軽減されますし、持ち上げやすくなります。
そのコツとは・・・
あとで言います。
5〜6弦は弦を下に引っ張ってチョーキング
低音弦(5〜6弦)は、さっきと反対で下に引っ張った方がやりやすいです。
6弦に関しては上げれないです。
では、これも実際にやってみましょう。
今度は、6弦の7フレットを薬指でチョーキングしてみましょうか。
目指す葉、6弦9フレットの音ですよ。
では、6弦の7フレットをピッキングして・・・
引っ張って下げます。
どうですか?これもはじめは指が痛いと思います。
さらに、あんまり下がらないとも思います。
そんなもんです。ギターの王道テクニックは、そんな簡単には習得できません。
なぜ、チョーキングの時にギタリストの顔が歪むのか?それは、指が・・・・。
もういいですね。
これもさっき伝えたコツを実践すれば、それほど指も痛くなく下げることが出来ると思います。
そのコツとは・・・・
・・・もうちょっと待って下さい。
4弦はお好みで
さて、残った4弦ですが、これはどちらでもいいと思います。
使う指や、フレーズによって持ち上げるか、下げるかを選んでいいと思います。
ちなみに僕は、薬指を使うときは持ち上げてます。
で、人差し指でチョーキングしなければいけない状況のときは、
持ち下げています。
人差し指でチョーキングするときは、3弦でも持ち下げています。
チョーキングのやり方を動画で見る
(お待たせしました)持ち上げやすいチョーキングのコツ
もったいぶってすいません。チョーキング時に実践して欲しいコツを紹介します。
その答えは、「チョーキング」っていう言葉に入っています。
チョーキングとは、「絞る」という意味です。
ほら、プロレス技の「チョークスリーパー」だって絞ってるでしょ?
つまり・・・
チョーキングは指で持ち上げない。絞り上げる!
おそらく今、「チョーキングが出来ない」、「持ち上がらない」、「指が痛い」と感じている人のほとんどは、指で弦を持ち上げていませんか?
確かに、指で弦を持ち上げるんですけど、指だけで持ち上げていませんか?
指だけで持ち上げてたらチョーキングの限界が見えます。
そのチョーキングの向こう側に行くには・・・チョーキングの向こう側っていうか限界の向こう側ですね。
まぁ、なんせ向こう側に行くには、手首から絞り上げるのです。
イメージとしては、雑巾を絞るような感じです。
ピッキングする側の手で雑巾を上から持って、
フィンガリングする側の手で雑巾を下から持ちます。
で、絞ります。
それが、チョーキングの時の手の動きです。
あとは、少し指先に力を加えればチョーキングの形が完成です。
で、自分の手を見てもらったらわかるかと思うんですが、
雑巾を持った時と、絞った時、どちらも手の形は変わってないと思うんですね。
つまり、チョーキングする前と、チョーキング時で手の形はほとんど変わらない。
これがコツです。
知ってたら、もったいぶってすいません。
他にも、小さいコツをいくつか紹介します。
チョーキングは薬指か中指にもって行く
僕だけなのかもしれませんが、チョーキングって薬指が一番やりやすいと思うんですよね。
その次に、中指かと。
だから、フレーズの中にチョーキングする箇所があれば、
可能な限りチョーキングが薬指にくるように運指を調節します。
薬指が無理な時は、中指にもって行きます。
中指も無理な場合は、人差し指で引き下げるチョーキングをします。
もう少し、コツを紹介すると・・・
チョーキングは隣の指にも手伝ってもらう
チョーキングは薬指がやりやすいと思いますが、
薬指一本でやるのは少ししんどいです。
なので、隣の中指さんにも手伝ってもらい、
2本の指で持ち上げるイメージですかね。
やっぱりミュートが大事
最後に、持ち上げ方とは関係ないんですが、
チョーキングはミュートがしっかりできないと、上の弦の音が鳴ってしまいます。
なので、薬指や中指でチョーキングをする時は、必ず人差し指で上の弦に軽く触れて音が鳴らないようにミュートをしましょう。
これは結構重要です。
チョーキングのコツを動画で見る
チョーキングの実践して欲しい練習方法
さて、ある程度持ち上げれるようになりましたか?
それではチョーキングのオススメの練習方法をご紹介します。
チョーキングは、1音上を目指して正確に持ち上げなければ行けません。
適当な感覚で練習していると、僕みたいになっちゃいますよ。
僕は、ほんと適当に持ち上げる練習をしてたので、チョーキンングの音程が安定しないんですよね。
最近は少しましになったんですが・・・。
こんな僕みたいにならないために、コレを使って下さい。
チューナーです。
感覚でチョーキングの練習をしていると、ほんのちょっと音程がズレぐらいでは気付きにくいです。やがて、ちゃんとした音程とのズレが開いていって、僕になります。ここは、感覚ではなく文明の利器に頼りましょう。
ちなみに僕は、KORGのクリップ式チューナーを使っています。
では、早速チューナを使って、チョーキングを練習しましょう。
さっきと同じく、3弦の7フレットでやりましょう。音名でいうと「D」ですね。そして、ゴールの音が「E」になります。では、、3弦の7フレットを薬指で弾いて、自分の感覚で1音上まで持ち上げる。
チューナーを見てズレを修正する。
こんな感じで練習して見て下さい。最初は感覚で持ち上げた1音上の音と、実際の1音上の音との差があっても仕方ないと思います。この練習方法を使って、徐々にその差を小さくしていって、やがてはチューナーなしでもピタッと1音上の音を狙えるようにしましょう。
チョーキングの練習法を動画で見る
チョーキングの種類
さて、1音分のチョーキングは、できるようになってきましたか?
先ほどからお伝えしている通り、チョーキングの基本は1音上の音まで音程を上げます。これを1音チョーキングと言います。でも実はそれ以外にもいくつか種類があります。
- ハーフ・チョーキング
- 半音上の音まで音程を持ち上げるチョーキング。TAB譜では[H.C]などと表記される。
- クウォーター・チョーキング
- 半音にも満たないチョーキング。ニュアンスを表現する時に用いる。TAB譜では[Q.C]などと表記される。
- 1音半チョーキング
- 1音半上の音まで音程を持ち上げるチョーキング。TAB譜では[1H.C]と表記される。
- 2音チョーキング
- 2音上の音まで音程を持ち上げるチョーキング。TAB譜では[2C]と表記される。
などがあります。
もっと持ち上げるチョーキングもあるんですが、とりあえずこれくらいにしておきましょう。
さらに、音程の種類とは異なるのですが、
実はチョーキングのやり方自体にも種類があります。今まで説明してきたチョーキングは、細かく言うとチョークアップと言います。
- チョークアップ
- ピッキングしてから音程を変えるチョーキング。
つまり、一般的なチョーキングは、このチョークアップのことを指します。反対にチョークダウンというのもあります。
- チョークダウン
- チョークアップの状態からピッキングし音程を戻すチョーキング。TAB譜では[D]と表記される。
これらも是比、使えるようになりましょう。
チョーキングの種類を動画で見る
課題練習フレーズの解説
では、いよいよ課題練習フレーズの練習をしていきましょう。
この練習フレーズは、「1音チョーキング」、「ハーフチョーキング」、「チョークダウン」が登場します。これらのチョーキング部分を重点的に練習してもらうと弾けるようになるのかなぁと思います。
おそらく難しいのは、最後の「チョークダウン」の部分ですかね。ここは、ゆっくりのテンポで、チョークアップするタイミングを練習しましょう。
今回もオケを用意しているので、最後はこのオケに合わせてチョーキングの課題練習フレーズ「超王様気分」をマスターしましょう。
課題フレーズの解説を動画で見る
まとめ
いかがでしか?チョーキングはギターらしいテクニックの代表と言っても過言ではないテクニックなので、是比習得して欲しいと思います。最初は指が痛いですが、諦めず頑張りましょう。
また、このチョーキングは表現という視点から見ると、とてもとても奥が深いテクニックでもあります。
僕はまだまだなギタリストなので、感情を表現するようなチョーキングはできませんがね。いつか僕も素敵なチョーキングができるように頑張ります。
次回は、そんな感情を表現するのに必須なテクニック「ビブラート」を練習しましょう。では。