ブリッジミュートとはロック系の楽曲でよく使う、ピッキングする側の手でミュートしたがら弾くテクニックです。
これから極める!ギターテクニック入門講座の3回目では、ギター初心者の方にブリッジミュートとは何かっていう所と、ブリッジミュートのやり方を紹介します。
このレッスンを通してズンズンとした気持ちのいいブリッジミュートを出来るようになりましょう。
「ブリッジミュートとはロックでよく聴くズンズンとしたアノ音」の目次
- ブリッジミュートとは
- ブリッジミュートの課題練習フレーズ
- ブリッジミュートのやり方
- ブリッジミュートにパワーコードを混ぜてみよう
- ブリッジミュートにもっとパワーコードを入れてみる
- ブリッジミュートの課題練習フレーズをオケに合わせて弾く
- まとめ
ブリッジミュートとは
ブリッジミュートは、ハードロックやヘビィーメタルなどのジャンルでよく使われている、ズンズンとしたアノ音です。
- ブリッジミュート
- ブリッジミュートはパームミュートとも呼ばれ、ピッキングする側の手の側面をブリッジ部分に軽く乗せて、弦をミュートしながらピッキングするテクニックです。ブリッジミュートを行なう事で太くてヘヴィーなサウンドを出す事ができます。その為、ロックやハードロック、ヘビィーメタルなどでは頻繁に活用されているテクニックになります。なお、TAB譜では、「M」や「P.M.」という記号で記されることが多いです。
もし、ブリッジってどこ?って感じでしたら、まずは、エレキギターの部位の名称と役割を確認しましましょう。
で、ブリッジミュートはパワーコードと一緒に使う事が多いので、パワーコードのレッスンも予め受講しておいて下さい。
ブリッジミュートとはを動画で見る
ブリッジミュートの課題練習フレーズ
Ex01.開放弦を使ったブリッジミュートのリフ
これが今回の課題練習フレーズです。
とてもシンプルだけど、ヘヴィーな練習フレーズにしてみました。メタル系でよくありそうなリフですね。
ブリッジミュートの課題練習フレーズを動画で見る
ブリッジミュートのやり方
ブリッジミュートは、ピッキングする側の手で弦をミュートしながらピッキングします。
小指側の側面をブリッジ付近に軽く乗せて、手をそこに固定しつつ、ピックを持っている親指や人差し指で細かくピッキングするようなイメージです。
では、一緒にブリッジミュートをやってみましょう。
コツを掴めばそんなに難しくはないですよ。
では、下記のような流れで練習して行きましょう!
ブリッジミュートのやり方を動画で見る
1. 6弦の開放をミュートせずに弾いてみて下さい。
まずは、6弦の開放(E)を8ビートで弾いてみましょう。
6弦の開放の音
この時点ではまだブリッジミュートはせず普通に弾いてもらって大丈夫です。
2. ピッキングしている手の小指側の側面を軽くブリッジ付近に置く
6弦の開放を弾きながら、ピッキングしている手の小指側の側面を・・・ん〜砂場で山を作ろうとして、砂を集めるときに使うあたりです。わかるかな?そこをブリッジのほんの少し手前に軽く置いてみて下さい。
この時ブリッジから手が離れないようにピッキングします。ピックを持っている親指と人差し指で細かくピッキングするイメージですかね。
途中からブリッジミュートになる音
どうですか?ブリッジミュート出来ましたか?
3. 気持ちいいズンズンとした音が鳴るポイントを探す
もしズンズンとした音ではなかったらピッキングしている側の手を動かして気もいいズンズンがでるポイントを探しましょう。
ブリッジ側すぎる音からネック側すぎる音
音源だけじゃ分かりにくいですが、ブリッジの少し手前辺りをミュートすると気持ちいいポイントになると思います。
音が詰まってたり、潰れてる場合
- ブリッジに置いている手に力が入りすぎている
- ブリッジに置いている手の位置がネック側すぎる
可能性があります。
ミュート出来てない場合
- ブリッジに置いている手が軽く置きすぎている
- ブリッジに置いている手がブリッジ側すぎる
かと思います。
気持ちいいズンズンとしたブリッジミュートが鳴る位置を探してみて下さい。
ブリッジミュートにパワーコードを混ぜてみよう
ブリッジミュートをズンズンと出来るようになったら、今度はパワーコードを混ぜてみましょう。
各小節の中の1拍目にEのパワーコードをブリッジミュートせずに弾いてみて下さい。それ以外は6弦の開放をブリッジミュートで弾きましょう。
1拍目にEのパワーコード
できましたか?なんかかっこ良くなってきたでしょ?
もし、ブリッジミュートは出来るけど、パワーコード部分がうまく出来ないって方は、ブリッジミュートをやめるタイミングか、ブリッジミュートをするタイミングがうまくいってない可能性が高いです。
パワーコードを弾いてから、押さえる(ブリッジミュート)、弾いてから、押さえる(ブリッジミュート)
というタイミングの練習をしてみて下さい。
ブリッジミュートにパワーコードを動画で見る
ブリッジミュートにもっとパワーコードを入れてみる
上のが弾けるようになったら、次はもっともっとパワーコードを入れて、ブリッジミュートとそうでないところのメリハリを付けていきましょう。
パワーコードとブリッジミュートを使ったリフ
弾けましたか?「ジャ、ズ、ズ、ジャ、ズ、ズ、ジャ、ズ」ってイメージです。
これは、パワーコード部分とブリッジミュート部分をしっかりと使い分けてメリハリを付けるとかっちょいい感じになります。
頑張って出来るまで練習していきましょう。
これが出来るようになると、最初に紹介したブリッジミュートの課題練習フレーズは弾けるようになっていると思いますので、オケに合わせて実際のテンポで練習してみて下さい。
ブリッジミュートにもっとパワーコードを動画で見る
ブリッジミュートの課題練習フレーズをオケに合わせて弾く
さぁではいよいよ、オケに合わせて弾いてみましょう。
ドラムの音やベースの音をしっかり聴いてリズムをキープしましょう。
Ex01.開放弦を使ったブリッジミュートのリフのオケ
弾けました?ズンズン?
これが弾けていれば、ズンズンとしたブリッジミュートは習得できていると思います。
課題練習フレーズのオケを動画で見る
まとめ
いかがだってでしょうか?ブリッジミュートは弾けましたか?
このブリッジミュートはロック系ではよく使うミュートになるので是比習得しましょう。
ただ、うまくズンズン出来なかった方もいらっしゃると思うので、その場合はブリッジミュートのコツやポイント、注意点などのレッスンも近々公開しますのでそちらをご覧下さい。